ご挨拶

 

令和6年1月1日に発生した石川県能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。震災以降、被災者の方々が石川中央や南加賀エリア、さらには富山県、福井県をはじめとする県境を越えた医療機関へと移送されました。ご対応いただいた全ての都道府県の関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。残念ながら、令和6年10月5日現在、直接的な被害および災害関連死は合計で300名を超える状況です。

さらに、能登地域では令和6年9月21日の記録的な豪雨により、甚大な重複災害が発生しました。現在、合計14名の方々がお亡くなりになり、1名の方の安否が未だ不明です。また、700戸以上が停電、1600戸以上が断水しており、456名の方々が避難を余儀なくされています。土砂崩れなどにより復旧作業が困難な地域もあり、令和6年10月5日現在、停電の全面的な解消の目処は立っておりません。DPATをはじめ、被災地域での精神科医療活動において、全国の皆様からのご支援に深く感謝申し上げます。早期より「いしかわこころのケアセンター」も設立されました。しかし、長期的な安定財源に乏しく、人手も不足しており、散発的な活動しか行えていないのが現状です。石川県外に避難されている皆様からも、多くの苦悩に満ちたご相談をいただいておりますが、残念ながら十分な対応ができておりません。

 一日も早く、被災地の皆様が日常の生活に戻れるよう、北陸精神神経学会も連携しながら支援を続けてまいります。この困難な時期に、全国の皆様からいただくご支援に心より御礼申し上げます。

令和6年10月5日
北陸精神神経学会 事務局長 菊知 充

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